小さい座面をまたぐように座ると骨盤が立つ!
『アーユルチェアー』を見かけたのは博多駅の東急ハンズでした。
黒い軟質プラスチック素材の変わったデザインの椅子という感じで決してゴージャスなイメージではなく、どちらかと言えば簡素で機能的な椅子という印象でした。
座面をよく見ると左右二つに分割されていて変わった椅子だなというのが気になった点です。
展示してある椅子に試しに座ってみるとやや硬い素材でクッションもそれほどきいていないようでしたが心地よい反発感があり、自動車に例えるとヨーロッパのスポーツカーの乗り心地と同様な印象でした。
展示してある椅子の説明を見ると骨盤矯正に効果があり腰に持病を持っている人や長時間自宅でデスクワークする人に最適とあります。
最近はコロナの影響で自宅でリモートワークをする人が増えていて、私も自宅でパソコンに向かって仕事をするときはゲーミングチェアを使っています。
そのようなリモートワークする人にゲーミングチェアが人気のようですがゲーミングチェアは体をすっぽり包み込みしっかりホールドしてくれるので安心感がありますが、体が固定されてしまって身動きが取れないので長時間座っていると背骨が固まってしまって体がこわばってしまい時には腰や背中に鈍痛を感じることがあります。
しかし、このアーユルチェアに座った感じは腰がしっかりホールドされている感じがする一方で背もたれなどが無いので解放感があり、横の視界も確保できるので複数のパソコン画面を見たりパソコンと図面や資料を見比べる時に便利です。
そして何よりも驚いたのが座面が左右に分割している点です、人間の体は左右別々に可動するのに今までの椅子の座面は一枚の板か平らなクッションでした。
しかし、この椅子は人間の体の構造を考えて作られているようで左右の臀部を別々の座面で支える構造には関心しました。
まさに人間工学を追求した椅子です。
最後にこの椅子の面白い点は、座る向きを前後逆にして座ることができることです。
デスクワークで考えが煮詰まってしまった時は人間は姿勢を変えると新たな閃きが出ることがあります。
向きを変えて姿勢を変えることで新たなアイデアがでるかもしれません。
自宅で長時間デスクワークをする人はぜひ一度この椅子を試した方がよいと思いました。